自宅の開発環境をXAMPPで構築しよう
2015年5月13日 | WebDesign Tips
| Web制作において、画面表示や動作などの確認をする場合に毎回サーバーにアップロードしないと確認できないのでは、なかなか不便です。
そこで、フリーソフト「XAMPP」を使い自宅の開発環境を構築して作業効率をあげる方法をご紹介します。もちろん自宅じゃなくても大丈夫です。
そもそもなぜ開発環境を構築する必要があるか
例えば単純にHTMLファイルとCSSファイルでページを作った場合、外部化したCSSファイルの読み込みがサイトルートパス(/から始まるパス)の場合、そのままではローカル環境でCSSファイルを読み込めません。これはドキュメントルートの直下からパスを指定しているためです。その他にも、PHPでの動作やデータベースとの連携といった複雑な処理を行う場合も、そのままでは動作確認をすることができません。
オススメはオールインワンパッケージソフト
開発環境構築のためにWebサーバーであるApacheやPHPなどをインストールしていくのですが、必要なものを1つずつインストールするのはとても手間がかかります。そこで便利なのが、「XAMPP」などのパッケージソフトです。
これ1つインストールするだけで、ApacheやPHP、MySQLなど通常の開発環境に必要なものをまとめてインストールすることができます。XAMPPの場合はこのソフトウェア自体にコントロールパネルがあるので、ApacheやMySQLなどは必要なときに起動して、不要なときは終了させるなどの操作を簡単に行うことができます。
なお、Apache等がインストールされることによりセキュリティ面でのリスクが生じる場合があります。一般的にはルーターなどを使い、インターネット側からポート80や8080を開放しない、などの対策を取ることが多いようですので事前に調べておくことをおすすめします。